2007年11月8日木曜日

サスペンション・シートポスト交換

ポイント・レイズにはサスペンション・シートポストがついていた【右】。少々の段差も気にならず、結構快適で気に入っていたのだけれど…

あるとき、サドルがふらついて気になるようになった。低速で曲がるときに突然お尻がガクンと動く。いや、まっすぐ走っているときでも、まるでお尻が浮いてるようで定まらない。

実は買った時からサドルが左右にぶれるのは気がついていたが、気になるほどではなかった。経年変化でブレが大きくなったのかもしれないが、タイミングとしてはサドルを後退させてから。昔は、どーんとサドルの上から体重をかけてたので動きを感じなかったのが、フォームが変わって動きが大きくなったのかもしれない。

理由は分からないが、買い替えたい。
そして、一度はカーボン素材を試してみたいと、なるしまフレンドに向かった。少し前の6月のはじめごろの話。

何故か少しおどおどしつつ、店長さんを捕まえて、カーボン・シートポストがあるか聞いてみた。

店長さん:「パイは分かりますか?

パ・パイって? あ、直径か。
え~と、確か直径27.0mmと刻印があったな。

えっ、φ27.0はないな~
と即答で返ってきた。

通販で調べたときもφ27.2ばかりだったので、もしやと思っていたが… その後府中のワイズにいったが、同じ状況で、カーボンはもちろんφ27.0mmのシートポストすら在庫になかった。

結局、手ぶらで帰ってきて、ネットでBBB社のBSP-01、φ27.0mm、長さ250mmmのアルミのシートポストを購入した【下】。どうやらφ27.0はMTBでは比較的ポピュラーらしく、もっともMTB用といっても単に長いだけ(大体350mm)らしく、実用的な問題はないという話。

 
【写真左:上がBBB、下がサスペンションシートのBUM】
【写真右:右がBBB、左がBUM。BBBには2本のボルトが】

さっそく重さを測ってみた。古いのはBUMという名前だった。
 BUM:550g
 BBB:220g

おぉ、わずか4千円で330グラムの軽量化!
持った感じもだんぜん軽い。これは次に乗るときが楽しみだ。もうひとつの違いがサドルのつけ方で、一本締めから2本締めに変わった。単に2つのねじで、サドルを前後から固定するだけなのだが、これがしっかりと締まる。角度も調整しやすいし、ずれにくそうだ。

でも、届いた日には来客が、次の日は仕事に追われと、こういうときにすぐに乗れないのはお約束だ。
で実際に走った印象は・・・

≫硬い。がっちりしている。
乗ったとたん、お尻の感触が硬い。
同じサドルのはずなのにとちょっとびっくり。なるほどサスペンションが効果的なのがよく分かった。ただし、お尻の痛さ今までと同じ。

≫乗り心地は悪くない。
少し走ってみると、やはり硬くて、ごつごつする。
多少は乗り心地が悪くなったが、心配していた突き上げのようなショックはなかったので問題なし。路上のでこぼこがはっきり分かるようになった。これなら、まったく問題ない。

≫曲がりで安定する。
低速の不安定な感じが一切なくなった。手放しで走ってみると非常に簡単にコントロールできる。ちょっと体重をかければ、右に左にと曲がれる。低速でカーブを曲がるときも、お尻に体重を乗せたまま曲がれるようになった。スピードつけて曲がる場合なんかも、安定している。新しいシートポストにしてよかったと思う。

≫走りが変わった。
いや、速くなったとかはないのだけど。でもペダリングで力の入り方が違う。どういうことかというと……

ペダリングすると上下に跳ねる。

ちょっと力強くペダリングをすると、体が上下に跳ねてお尻がサドルにぶつかる。どうやら下手なペダリングでもサスペンションが上下動を上手に吸収してたみたい。「回す」ペダリングを心がけると、上下動がなくなってスムーズに走れるようだ。

≫結論は・・・
交換して満足でした。値段も安かったし。サスペンションの「ふにゃふにゃ」した感触がなくなったので、ペダリングも含めてキチンと走らないといけない気になるのがよかったかも。

【追記】
レイズ号の改造のまとめのページを作りました。
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