2007年8月30日木曜日

番外編:オプションディナー

タヒチに着いた夜の話。
新婚旅行夫婦にはもれなくついてくるJTBのオプションディナーに参加した。ガイドブックによると、タヒチ島でも指折りの高級フランスレストラン「Le Coco's」でのお食事だ。

夕方6時半にスタッフがホテルにバンで迎えに 来てくれて、僕らを含めた4組、計8人の新婚さんをレストランまで送ってくれた。僕らはちょっと遅れたので、バンに乗り込むと全員がまってる状態。ちょっと挨拶をするも、お互いに新婚だと分かっているからか、どこと無く恥ずかしい感じ。
 「新婚ですか~」 → 分かってるって。
 「お互い、頑張りましょう」 → そんなこと言えるか。
結局、言葉も交わすことも無く、ちょっと気まずい雰囲気でレストランに到着したのだった。

レストランに入ると、誰一人として客がいない。

そして、ガラーンと広々とした空間に、20ほどのテーブルが置かれている。テーブルとテーブルの間が妙に広い。

これからどうしろというんだ?と思ったら、
「どれでもお好きなテーブルに、ばらばら座ってください」、
と言われた。

で、そのまま無言で各組ばらばらになって座ったのだが、この間の悪さ。二人で笑いをこらえるの に必死でした。

まぁ、新婚ばかりなので、10分もすれば間の悪さも解消、各組自分たちの世界に入り込んで話してましたけど。

ところで味ですが、パリで食べる普通のフランス料理をちょっと高級にした感じ…って、意味分かりますか?余り良い意味ではないのは確か。でも雰囲気は最高の レストランなのも確か。それとこのレストラン、目の前に海が広がるというのが触れ込みなのだが、夜だったので海はまったく見えず、波の音が聞こえるだけだった。どうせなら、もっと早めに食事にして夕日を見ながらとかのディナーにすればいいのに。

2007年8月24日金曜日

矢川緑地

家からほんの少しのところに、矢川緑地という場所がある。

 

民家が密集している小道から、ほんの少し入ると森のような公園が突然のように現れる。中には、やはり立川崖線から湧き出る湧水のひとつがあり、ここから矢川が始まっている。いや、矢川の源泉はまだ上流にあるらしいが、この先は暗渠なので追いかけることはできないらしい。

ここから下流へ、澄んだ矢川の水を見ながら走れる小道が整備されている。土日になると子供が川で遊んでるので、ぶつからないように気をつけて走ったりする。国道20号にぶつかったところで、小道は終わり。自動車の騒音と排気ガスで、現実に戻ったきがする。

多摩サイからの帰り道、矢川に沿って走ることが多い。崖線なのだから、当然坂を登らなければならない。けど、この景色を見たら、坂なんか気にならなくなる。住んでる近くに、ほっとできる場所があるのはいいことだと思う。

地図を見たら、矢川緑地は立川市なんだ。緑が多い国立市だが、意外と公園は少ない。

2007年8月20日月曜日

国立市の立川崖線

自転車で走り始めて、最初に行くようになったのが南武線と多摩川にはさまれる地帯。ここは、ぽっかりと開発から取り残されたような場所だ。

ここを走ると、崖が延々と続いていて、崖に沿って林が残っていて、その下を小川が流れている【写真右】。

これは立川崖線という昔の多摩川の流れが作った崖で、古くはハケと呼ばれていたという。ハケに沿って、ところどころ湧き水が出ていて、谷保天満宮にある池もそんな湧き水のひとつだそうだ。【写真下:秋には案山子が】



このあたりの地形に関してはWikipediaの「武蔵野台地」が詳しい。

見所は、谷保天満宮、古民家、城山公園、ママ下遊水池、くにたち郷土文化館、と国立市も力を入れている様子が伺える【写真下:国立市の古民家】。まぁ、あまり期待しすぎないほうが良いとは思うが。



立川崖線に沿って立川市そして府中市と走ったことがある。
どちらも崖に沿って林が残っていたが、それ以外は開発が完了していた。国立市にあるような里山のような風景は見られなかったものの、道が複雑で、ところどころにお寺があったりと楽しい。たまには、のんびりと(迷いそうになりながら)走るのも悪くないと思う。

グーグルマップ作りました。

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2007年8月17日金曜日

ポタリング

少しは自転車の話題でも…

元来が屈強な体躯とは無縁だったので、ふらりと近場を走るのが自分の自転車スタイル。これをポタリングと呼ぶらしい。

「ポタする」、とか「ポタポタ走る」とか使うようで、語感がいい。

のんびりと、ぶらぶらと、走るのがポタリング

ちょっと気になってので、ポタリングについて調べてみた。

  • 日本語Wikipediaの「自転車旅行」を読んでみると、
    「1日で終わるポタリング、宿泊を伴うツーリング」とある。
    え~、10時間走ってもポタリング?スピードメータを見ながら必死に走ってもポタリング?
わかったのは、ポタリングのスペルは「Puttering」とか「Pottering」と、2種類あるらしい。
  • 英語のWikipediaでは・・・ないじゃん!これって和製英語じゃない?

え~と、なんだ、バッタの話か。

要するに、もとはPotterからできた言葉がPutteringらしい。

なんか見えてきたぞ。再び日本語で検索・・・あれ?
なんだ、やっぱりポタリングの意味はポタポタということのようだ。調べて損した…
いや、調べたのは無駄ではなかった。有名な「ハリーポッター」さんは「Harry Potter」、Harryが「せっかち」でPotterが「ぶらぶら」の意味を引っ掛けた言葉遊びだったのが分かった。

って、ぜんぜん自転車の話題じゃない。

2007年8月14日火曜日

最後の一日

全部で4泊したボラボラ島も、気がつけば最後の日。足りない。4泊では、ぜんぜん足りない。名残惜しみながら、午前中にタヒチ島に向けて出発した。

タヒチ島につくと、再びメリディアンホテルに向かった。ここで、一日を過ごし、夜遅くに日本に向けて飛び立つという日程だった。なんだか5泊8日の意味が分かってきたぞ。ともかく午後から夜遅くまで、ほぼ今日一日をホテルで過ごせるわけだ。再び得をした気分になる。

それにして、こんな日程、自分では組めないな。さすがJTBパッケージツアーだ。でもなぜ、これほど複雑なことになるか?どうも、飛行機の便が限られてため、こういうスケジュールになってしまうらしい。

しばし部屋で休憩した後、再びビーチへ。
だんだんと日が傾き、沈みゆく夕日を見ていると、なんだかさびしい景色に見えてきた。つい数日前はパラダイスだったのに、同じ景色でもずいぶんと違って見えるものだ。

2007年8月11日土曜日

ラグーナリウム

ラグーナリウムという自然水族館なるものがある。
暇なので行くことにした。



申し込んでから地図で見たら、メリディアンのすぐ横、昨日カヤックで通り過ぎた場所だった。いったい何があるんだろう?と思っていたら、浅瀬に網を張り巡らして魚を飼っていた。エイやサメ、色とりどりの熱帯魚、などが見れる。

サメがすぐ横を泳いでたり、餌付けのシーンは、なかなか迫力があった。
が、ホテルの池とあまり変わらないかも、と思ったのも事実だ。

ずっと曇りで、途中少し雨が降ったので、寒くて魚をじっくり見れなかったという話もあるが。海から上がってきてほっとしたのを覚えている。でも、海から上がれば暖かい南国で、犬も日陰で昼寝の最中だった。

2007年8月7日火曜日

ジャングル・ツアー

ボラボラ島のジャングルツアーにも申し込んだ。
そもそもボラボラ島を選んだ理由のひとつが、高い山もあるリゾート・アイランドに行ってみたかったからだ。エメラルドの海から聳え立つ、濃い緑の山なんて、見てみたいでしょ。

あいにくながら、当日は雨。
最初はしとしとだった雨は、最後は土砂降りのように降ってきた。日本人のガイドさんが、めいっぱい盛り上げようとしてくれた。雨の景色が見られるなんて珍しい、雨に煙る海もきれいだ、などなど。う~ん、うれしいけど、やっぱり晴れて欲しかった。

(雨にもかかわらず)山の上から見るボラボラの海は美しかった。それと山のある島にした理由が分かった。海を上から見下ろしたかったからだ。



ところで、雨の景色を撮影するのは苦手だ。雨の雰囲気が出ずに、単にくすんだ感じにしかならない。色を調整しているうちに、いじくりすぎた感じの写真をアップ。

2007年8月5日日曜日

ボラボラ島の一日


ボラボラ島でもビーチでのんびりが基本。

でもさすがに暇になる。
ホテルは島の回りの砂瀬にあるので、回り全部が砂浜。なので、ふらふらと砂浜に沿って歩いてみたり。

またホテルには、海の水を引いた小さな池がある。そこに魚がたくさん泳いでいるので潜水マスクとシュノーケルを借りてもぐった。といっても深いところでも2mぐらいなので、ぱちゃぱちゃと水面を移動する感じなのだけど。亀もいて、確実に魚に会えるので、日光浴で体が暑くなると亀を見にもぐった。


小さなカヤックを借りて、周辺をこいで回った。自転車でボラボラ島一周もした。途中、雨に降られそうになったが、ホテルに戻るまで何とかもってくれた。


食事は主としてホテルで。タヒチはフランス領なので食事がおいしいという話だったが、すぐに飽きてしまった。朝・昼・晩じゃね。一度だけボラボラに食べに行った。タヒチ料理ということだけど、う~ん、どうなんだろ?一番おいしかったのは、ビーチで食べるサンドイッチとビールだったりして。

2007年8月1日水曜日

メリディアン・ボラボラ

ボラボラ島での宿泊は、これまたメリディアン。

部屋の中から海の中が見えるの水上コッテージで有名なホテル。一度、水上コッテージに泊まってみたかったんだ。

メリディアンを選んだのは、水上コッテージもさることながら、ボラボラ島のシンボル(?)オテマヌ山がみえること。ホテルの正面に聳え立っている。

さて、意外と小さいコッテージに入ると、ベッド、ソファ、お手洗い、シャワーにお風呂が上手にまとめられていて、落ち着いた雰囲気。そして、部屋の中央に海を覗けるガラスの床がありました。



魚影が濃い、とは言わないけれど、何度か亀やエイを見ることができました。

贅沢にも、この部屋に4泊するのだ。
まさに一生に一度の贅沢。

でも、これが最後と思うのは悲しいので、
いつかまた来るぞと思うようにしよう。