一票の格差をグラフにしてみた
2009年の衆議院選挙・小選挙区で一票の格差が2.3倍というニュースを読んで、最大の格差より「格差の分布」が知りたいと思った。
探してみると、2009年の小選挙区毎の有権者数をまとめてた人を発見。URLは・・・うぅ、ツイッターで書いたけど、ツイートを探せない。見つけたら書きます。
そのデータを基に
一人の持つ票数を並べたのが濃い紫の線。
2票以上持ってる人は、5%ぐらいか?
意外と少ない、というのが最初の印象。
一票の格差をグラフにしてみた。 |
だが、今度は見かけの有権者数というのを計算してみた。説明が難しいのだけど、一票につき一人と計算しなおすために、有権者数を投票数倍してみた。それが紫の線。
たとえば一票の重さが2倍以上の線が大体80%にある。
つまり、20%の国会議員さんは二票以上持ってる人により当選している。
えぇと、小選挙区の国会議員の5人に一人が2倍以上の得票数を持つ人に選ばれたということですよね?
これって大変な数字と思う。
この20%が反対する意見を通すためには、残りの80%で50%以上が必要です。つまり、
50/80=0.625
60%以上の大差が必要になる。
ただし、20%が同じ意見を持っているのが条件。
つまり地域や年齢構成がばらばらで、意見が統一されていない場合、20%は統一した意見がないので、それほど大きな問題とならないかもしれない。
ちょっと考えれば、この20%が誰かは想像がつく。
やはり大きな問題と感じる。
2009年の2.3倍でも、これだけの大きな影響を持つことを考えると、
最大の格差を減らすのは当然として、
得票数の分布も出来るだけフラットにする
のが望ましいと思う。
この計算が正しいのかどうかは分からないが、
ほとんど直線になったので、この図を見ながら選挙区の調整をしてる気がするな。
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