2007年9月27日木曜日

ハケの道(国分寺崖線)

国立市のすぐ横にある国分寺市。こちらもチョコチョコと何度も走ったので、見所を紹介。といっても有名どころばかりだけれど。

まずはお鷹の道から。

国立市と同じように、国分寺にも崖線が通っていて、名前はずばり国分寺崖線。こちらのほうが立川崖線より有名かもしれない。

この崖線の下に、国分寺と真姿の池という名前の湧水群があって、それを結ぶように遊歩道が整備されている。懇々と湧き出る水量は豊富できれいだけど飲用には適さないそうだ。夏の暑い日に行くと、ひんやりとした冷気が気持ちいい。

残念なことにお鷹の道は自転車で走るには厳しいぐらいに細い。そして300メートルぐらいしかないので、自転車を押してのんびり歩く道です。

【右:国分寺の境内にて】

武蔵国分寺跡:国分寺という名前のとおり、ここには奈良時代に作られたお寺があった。場所は、今の国分寺から少し行ったところにある。柵もなく、散策路があるわけでもなく、東京には珍しい空き地のような場所だ。


【上:真姿の池の湧水。】

国分寺ハケの道

お鷹の道から東に進むと、野川という川にぶつかる。このあたりの野川は、半分暗渠になっていて、まさに「棺おけに足を半分突っ込んだ…」という風情。でも、もう少し我慢して進むと、ハケの道と呼ばれる道にでる。ハイキングコースとしても有名らしく、バックパックをしょった人を良く見かける道でもある。

ハケとは崖線のことなので、今まで紹介したほとんどがハケの道なのだけど、国分寺のハケの道は崖が高い。鬱蒼とした緑に覆われた崖には、大学のキャンパスや上品な住宅街になっている。ところどころで寺や神社にすれ違う。おそらく崖から出る湧水にできたのだろう。谷保天満宮と同じなわけだ。そのうちのひとつの神社に入ってみると、やはり池があって、鯉と亀が泳いでいた。これも谷保天満宮と同じ。これが普通か。

【左:ハケと寺(あるいは一般家屋?)】

ハケの道は非常に走りやすい。暑い夏でも木陰が多いので、少し涼しくて気持ちがいい。気がつくと野川公園についてしまう。もうちょっと長かったら、いいのにねぇ。

野川公園では、さっきの野川に合流する。野川もハケに沿って流れていて、このまま進むと世田谷まで行ける。先ほどは暗渠のような野川とは思えないような川になっていて、のんびりとサイクリングできる道も両岸に整備されている。

懇々と流れる野川だけれど、最近水量が減ってきてたという話を聞いた。国分寺周辺でマンション開発などで地下の水源を断ち切られたのではないかという話だ。魚が少なくなって、葦や藻が増えてきたそうだ。

2007年9月24日月曜日

多摩川サイクリングロード

多摩川が東京湾へと注ぐ河口から始まる多摩川サイクリングロード(略して多摩サイ)は、国立市を抜けてさらに上流へと羽村市まで続く。東京西部で(おそらく)もっとも人気のある自転車道路だろう。(Wikipediaの多摩川サイクリングロード参照

最初は国立市周辺をポタしてたが、ちょっとすると飽きてくる。もうちょっと足を伸ばしたいときには、多摩サイをよく利用する。



ただ、府中方面から多摩川を登ってきたサイクリストの多くは国立で引き返してしまうようだ。理由は、国立市で多摩サイはいったん途切れ、一般道に入るから。さらに、ここから上流では道幅は狭くなり、切返しが増えるからだろう。
 たま~に府中と調布の多摩サイを走ると、別の道路のように走りやすいと思う。ただし下流は歩行者が多いのが減点だけど。(上流側も人は多いか…)

でも、自分は国立から上流に向かって走ることが多い。上流は自然が豊か。特に八高線を超えたあたりから、対岸は緑で覆われた丘陵が続く。スピードは出せないが、のんびりポタポタ走るにはいい道と思う。どうせスピード出せないと思うと、人が多くても気にならない。

最初のころは福生まで走って、お~遠くまで走ったなぁと思ってた。さすがに何度も走ると飽きてくるのだけど、自転車に慣れるにつれて距離が伸びる。一年ぐらいすると八王子・秋川・青梅と足を伸ばすようになった。これも多摩サイの魅力のひとつで、多摩川から支流へと走ることができる。



初めて青梅まで走ったとき、MTB乗りと話をした。
「どこから来た?」
と聞かれたので
(ちょっとうれしげに)国立、と答えた。

すると
「ああ、なんだ近いね」
と言われてがっかりした記憶がある。(ちなみに国立から青梅まで片道25kmぐらい。遠くまで来たな~と、自分では思ってた。)

彼は、仕事が終わった夕方5時から走るのだそうだ。これから峠を越えて五日市まで往復するとのこと。すごいな、と素直に関心したのと、いつかは自分も峠を走りたいと思ったのを覚えている。

2007年9月20日木曜日

国立散策

たまには散歩。相変わらず国立市の立川崖線に沿ってあるいた。
結局ここになってしまう。

 

まずは矢川に沿って下流を目指す【写真上左】。矢川は途中で小学校のすぐ横を流れるのだけど、学校の校庭から直接川に入れるようで、ビオトープのようになっている。今日も子供が楽しそうに遊んでいて、いいアイディアだなぁと感心。

ぶらぶら、ゆっくり歩いても、すぐに国道20号にぶつかって矢川沿いの散策は終了。次はママ下遊水地へ。真上を都道の橋を作ってしまった代わりにか、(ほんの少しだけど)公園のように整備されている。ここは猫のたまり場みたいで、夕方来ると猫が何匹かで打合せをよくしている。

そこからしばらくは府中用水の支流(?)に沿って歩いた【写真上右】。水量は豊富だけど、矢川に比べると少し水がにごっている。国立市郷土文化館で少し休憩を取り、城山公園を目指した。

城山公園は、立川崖線に沿って作られた細い公園。ここには白い猫がいる【写真右】。野良なのかどうか?きれいだし、人懐こいので近くのペットかもしれない。しばらくなでてたけど、蚊に刺され始めたので先へと進んだ。

最後は谷保天満宮を抜けることにした。
菅原道真を祭っているので、受験生に人気の絵馬がたくさん飾られている【写真下】。


 

2007年9月15日土曜日

秋川CRも水没してた

久しぶりに多摩サイから秋川サイクリングロード(CR)に入ったら、こちらも先の台風9号でCRが水没していた。そういえば、そんなニュースをどこかのブログで読んだような気がする・・・【右:見事にサイクリングロードが川に飲み込まれているところ。】

迂回して、急坂を上ると秋川を見下ろす景色ポイントを発見。いい景色だけど、秋川がCRを削り取っているのも良く見えた。復旧には時間がかかりそうな感じがするなぁ。その後も舗装がめくれあがったり、半分水に使ってたりと散々な状態だった。

お気に入りのポタリングコースだったので残念。多摩サイに比べると、秋川CRは川音が聞こえるぐらい川のすぐそばを走るし、山も迫ってくるように感じる。川の反対側は田んぼだったりと自然に囲まれているので、多摩サイより楽しいコースだった。(その代わり走りにくいけど。)

先週のエントリーで福生南公園が9月16日まで使用中止と書きましたが、それは別の公園のことでした。福生南公園は普及のめどが立っていないようです。


【すぐそばに自然を感じられるのが秋川CRの好きなところ】

[追記2008/09/01] 旧聞に属することかもしれませんが、秋川サイクリングロードは復旧したということです。

2007年9月9日日曜日

多摩川増水

ちょっと旧聞になりますが、台風が過ぎた翌日の土曜日、多摩川に沿って羽村まで走ってみました。2007年9月7日の台風9号は久しぶりに東京を直撃し、多摩川増水のニュースがたくさん流れました。河川敷を通っているサイクリングロードは大丈夫なのかと走ってみたわけですが・・・

 

いつものように国立からサイクリングロードに入った矢先、いきなり道が封鎖状態【写真左】。ぜんぜん片付いてないじゃないか!?と思ったのだけど、迂回路が用意されていて、その後は順調。泥が残ったり、片付いてない場所も一部あったけど、やはり迂回路があって、ひとまず自転車でも通行できるように後片付けされてるようです。

特に野球場やサッカー場のある公園は、週末の試合に間に合わせるぞ!と気合を入れて片付けたようで、台風のことなんか忘れたように子供たちが試合に没頭してました。後片付けのプライオリティというかマニュアルがあるんだろうなぁ。

と思ったら福生南公園が完全封鎖!
作業のおじちゃんに聞いたら、道が半分崩落したとのこと。橋の上から見ると、公園の一部がなくなっている。う~ん、すごい。自然の猛威を感じます【写真右】。当面9月16日(日)まで使用中止は決まってるみたいです(福生市のホームページから

多摩サイを通るとき、しばらくは福生南公園はバイパスする必要がありそうです。

2007年9月6日木曜日

国立市その他

ポタポタと国立市を走った経験から、国立市の見所をまとめてみると・・・

  • 大学通り
    国立駅からまっすぐに伸びる大きな通り。桜が有名。雰囲気が良いので、国立市のシンボルになっている。クリスマスのときは、大きなイチョウの木にイルミネーションが点灯する。桜で有名な国立市だが、市の木はイチョウだったりする。
      片側2車線の両側には自転車専用レーンがある。広い花壇と植え込みと、広い車道に挟まれていて、自転車レーンあることに気がつかないかもしれない。さらに逆走する自転車、のんびりと散歩するカップル、結構な段差と、自転車で気持ちよく走るには厳しいのが残念。

  • 一橋大学
    歩いて5分なので自転車で行くことはないが、歩いても自転車でも通り抜けられる。意外と緑の少ない国立市にあって貴重な緑。

  • 鉄道総合技術研究所
    未確認情報ながら、新幹線ひかり号を開発した有名な研究所らしい。住所は「光町」なのはやっぱり「ひかり」だからか。昔懐かしい「ひかり号」がおいてある。国立駅のすぐ北側にあるけど、住所は国分寺市。それに見学できなさそうだし、見所とはいえないかも。


  • 結局国立市の見所といったら桜になりそう。
    桜についていくつかブログにエントリーがあるので、そちらもぜひどうぞ。
南武線から上(北側)の国立市は、南北に格子状の道路ができた整然とした街並み。自転車で走って迷子になることはないが、面白みにかけるなぁと思う。結局ハケが一番の見所かなぁ。