ハケの道(国分寺崖線)
国立市のすぐ横にある国分寺市。こちらもチョコチョコと何度も走ったので、見所を紹介。といっても有名どころばかりだけれど。
まずはお鷹の道から。
国立市と同じように、国分寺にも崖線が通っていて、名前はずばり国分寺崖線。こちらのほうが立川崖線より有名かもしれない。
この崖線の下に、国分寺と真姿の池という名前の湧水群があって、それを結ぶように遊歩道が整備されている。懇々と湧き出る水量は豊富できれいだけど飲用には適さないそうだ。夏の暑い日に行くと、ひんやりとした冷気が気持ちいい。
残念なことにお鷹の道は自転車で走るには厳しいぐらいに細い。そして300メートルぐらいしかないので、自転車を押してのんびり歩く道です。
【右:国分寺の境内にて】
武蔵国分寺跡:国分寺という名前のとおり、ここには奈良時代に作られたお寺があった。場所は、今の国分寺から少し行ったところにある。柵もなく、散策路があるわけでもなく、東京には珍しい空き地のような場所だ。
【上:真姿の池の湧水。】
国分寺ハケの道
お鷹の道から東に進むと、野川という川にぶつかる。このあたりの野川は、半分暗渠になっていて、まさに「棺おけに足を半分突っ込んだ…」という風情。でも、もう少し我慢して進むと、ハケの道と呼ばれる道にでる。ハイキングコースとしても有名らしく、バックパックをしょった人を良く見かける道でもある。
ハケとは崖線のことなので、今まで紹介したほとんどがハケの道なのだけど、国分寺のハケの道は崖が高い。鬱蒼とした緑に覆われた崖には、大学のキャンパスや上品な住宅街になっている。ところどころで寺や神社にすれ違う。おそらく崖から出る湧水にできたのだろう。谷保天満宮と同じなわけだ。そのうちのひとつの神社に入ってみると、やはり池があって、鯉と亀が泳いでいた。これも谷保天満宮と同じ。これが普通か。
【左:ハケと寺(あるいは一般家屋?)】
ハケの道は非常に走りやすい。暑い夏でも木陰が多いので、少し涼しくて気持ちがいい。気がつくと野川公園についてしまう。もうちょっと長かったら、いいのにねぇ。
野川公園では、さっきの野川に合流する。野川もハケに沿って流れていて、このまま進むと世田谷まで行ける。先ほどは暗渠のような野川とは思えないような川になっていて、のんびりとサイクリングできる道も両岸に整備されている。
懇々と流れる野川だけれど、最近水量が減ってきてたという話を聞いた。国分寺周辺でマンション開発などで地下の水源を断ち切られたのではないかという話だ。魚が少なくなって、葦や藻が増えてきたそうだ。
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