平均心拍数と平均速度の関係
頑張って走ればスピードが出るけど、心拍数が上がる。
ならば、平らで、信号が少なくて、一定速度で走った走行記録から、平均心拍数と平均速度をグラフにすれば比例するはず。
そう思って、多摩サイのみを走ったときの記録を引っ張り出して、エクセルでプロットしてみた【右図1】。
条件は、二子玉川から多摩サイに入り、上流へ35km以上走ったときの記録から選んでみました。
月毎に色・形を変えたのだが、微妙に右肩上がりの挙動を示すものの、なんともいえないグラフになってしまった。う~ん、こんなはずでは・・・
じっくりとグラフをみて、気がついたことがひとつ・・・
そこで、8月以前と9月以降の2つに分けてプロットしてみると、見事に8月までの記録がほぼ一直線に並びました。青の点が、まぁ直線状に並んでいます。多少でこぼこしてますが、誤差といえる範囲でしょう【右図2】。
このラインが上にあがると、心肺機能が向上した、と言えるのではないでしょうか?
そして9月に入ると、まさにラインを大きく上がるようになりました。
グラフの黄色い点です。
すばらしい。
が、上がり方が大き過ぎる。
そして、かなりランダムな挙動を示してます。
いったいこれはどういうことだ!?
なにかが、あやしい。
思いつく原因は:
- 持久力が急に向上した
ロードバイクに乗って6ヶ月目。暑い夏の間のトレーニングが実を結び、涼しくなってきた9月になって、一気に効果が現れた!
と、思いたいところですが、ちょっと無理があるなぁ。 - タイヤを替えた効果
実は8月の最後にタイヤを交換しました。確かに走りが軽くなった気はします。タイヤの効果は大きいといいますしねぇ・・・
これが本当なら、すごいことです。が、ここまで(平均で1~2km/hrの向上)の効果があるのでしょうか?
でも0.5km/hrぐらいの影響はある気がする。 - 心拍計(トランスミッター)の装着ミス
秋になって、空気が乾燥し始めた途端に、心拍数の計測ミスが連発し始めました。これが原因、と思ったのですが・・・
装着前にぬらしたり、計測状態をこまめにチェックしたのですが、これも原因ではなさそう。確かにとんでもない値(心拍数211とか)を拾ってきますが、一瞬で戻ってました。平均値に影響はないはず。 - そもそも、この解析が間違い
う~ん、そんなことはないとは思うのですが、風や人混みの影響が大きすぎるのかもしれません。通勤などで毎日同じコースを走っている人のグラフを見てみたいです。
実感として、前に比べると同じ頑張りでも速度が出るようになった気がします。
それはとてもうれしいことなのですが、多摩サイが走りにくくなってしまった。なにしろ多摩サイで時速25km以上出すと気を使います。
心拍数と速度の関係2(ラップ計測版)に続く。
2 件のコメント:
面白いデータをありがとうございます。
拝見した1枚目のグラフについてですが、7月、8月の点が練習の成果を示していると思います。
それぞれの月の点を滑らかにつないでみると、低い心拍数での速度は上がっています。
また、それぞれの線を延長すると最高心拍数まで追い込んだときの速度が推定できますが、それも上がっていると思われます。
9月のデータはばらつきがありますが、それでも低い心拍数での速度は上がっています。
順調に伸びているようで羨ましい限りです!
くるクラさん、こんにちは。
なるほど、低い心拍数での速度ですね。それは気がつきませんでした。また最高心拍数での推定速度も思っても見ませんでした。
考えてみると心拍数×速度が直線になるとは限らないわけです。あるいは、この心拍域は右肩上がりの直線が頭打ちになる場所なのかもしれません。もっと細かく見てゆくと面白そうです。
ところで、返信が遅くなってすみませんでした。
実は、このブログの使い方がまだよく分かっていないため、コメントに気がつくのに時間がかかってしまいました。これからもよろしくお願いします。
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